はじめに:認知症は、進行する病気です。正しく診断し、対応方法を学び、治療を考えましよう。
症状が進行することで、介助や介護を要する状態になる。
本人の不安、家族の負担が増えるなど
症 状:物忘れ、幻覚、妄想、不可解な行動、物事の段取りができない。進行すると意欲低下などの うつ症状、意志の伝達ができない。日常生活動作(着替え、入浴、歯磨き、入浴、ふとんのあげさげ、 整理整頓)ができない。徘徊、暴言、暴力、ものとられ妄想。
認知症のタイプ:アルツハイマー病、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症、脳卒中後認知症
相談する場所:かかりつけ医、認知症サポート医、認知症専門医(日本認知症学会http://dementia.umin.jp/)、日本老年精神医学会(http://www.rounen.org/)、認知症ケア学会
当院は、厚生労働省主催のサポート医研修を終了しております。認知症の検査、診断、助言、治療も行っており、必要に応じて、専門医への紹介もいたします。
尚、熊谷市医師会では、定期的に、認知症患者の治療に携わる医師やその他の者を対象に、定期的に認知症研修講座を開催し、認知症包括支援センターと協力して、認知症患者の治療や支援を行っております。
家族の対応の仕方:基本は、患者の不安感や納得できないことを取り除くためそっと見守る、距離をおいて、一緒に考えること、患者に嫌なことや、文句を言われた時も、腹をたてないこと。口げんかしたり、否定することはしないこと。大事なのは、家族が無理をして体をこわさないこと、介護施設やデイサービスを利用して、できないことはプロにまかせること。